デス・バレー国立公園 Death Valley NP


デスバレーを最初に訪れたのは、40年以上前になる。
今のようにガイドブックもなく、当然パソコンもない。ただ地図を頼りに移動していた。

当時のアメリカ車はガソリンを多量に消費するのがあたりまえだった。
私のレンタカーはフォード製で格好が良く真っ赤なボデイはスポーツカーの様だった。 ただし坂道になると、エンジンが止まり蒸気が噴き出し、ボンネットを開けエンジンに水を吹き付け30分ほど休ませ、冷却水を補給しなければならなかった。
2ガロン入りのタンクを2個買いガソリンスタンドを見つけるとすぐに水を入れていた。

USA ide RF-001 USA ide RF-002 USA ide RF-003
デスバレー   悪魔のゴルフコース デスバレー    悪魔のゴルフコース  デスバレー   ゴールデン・キャニオン

デスバレーは死の谷と名前が付けられているが、単なる名前と思い向かった。
ガソリンがすぐ終わるので、デスバレー入口のスタンドで満タンにして、当地の情報を手に入れるつもりだったが、砂埃を被ったままで誰も居ない。
店らしきものも有ったが、砂だらけで死の町の様だった。
ここはこんな事になっているが、先に行けばあるだろうと思って進んだ。

USA ide RF-004 USA ide RF-005 USA ide RF-006
デスバレー  ゴールデン・キャニオン  デスバレー  ゴールデン・キャニオン  デスバレー   ゴールデン・キャニオン

道の前後車は全く来ない。季節は夏である。
ガソリンは何時なくなるか分からない状態で、スタンドを見つけるのが最重要課題だったが、何処にも無かった。

この燃えるような暑さで、何度も車のエンジンが止まり蒸気を噴き出した。全く人っ子一人居ないこの砂漠に居るのは自分だけだと悟った。
物音はシュウシュウ噴き出すエンジンからの蒸気だけだった。

草木は一本も無い。ハンドルも暑くて握れずタオルを巻きつけて握った。
どこを触っても火傷しそうだ。
ここで初めて「死の谷、デスバレー」の意味を悟った。
エンジンをを冷やすために積んで置いた水を絶えずがぶ飲みしなければならなかった。
いつガソリンが無くなるか,その時は死ぬだろうと思った。
腫れ物に触るように、燃料が一番消費しない40キロ程度のスピードをたもつようにして、やっと脱出した時は茫然としてその日の後のことは思い出せない。
撮影はとても出来る状態でなく、何も出来無かった。

その後春に撮影に行った写真には、砂漠に草木が写っている写真がある。
その他には、秋に撮影した。

現在もこの時のことは思い出したくない。

USA ide RF-007 USA ide RF-008 USA ide RF-010
デスバレー   ゴールデン・キャニオン  デスバレー   ゴールデン・キャニオン  デスバレー   バッドウォーター

USA ide RF-011 USA ide RF-012 USA ide RF-013
デスバレー  砂丘 デスバレー   ゴールデン・キャニオン デスバレー    砂丘

USA ide RF-014 USA ide RF-015 USA ide RF-016
デスバレー  悪魔のゴルフコース デスバレー   ダンテス・ビュー  デスバレー  塩の平原

USA ide RF-017 USA ide RF-018 USA ide RF-019
デスバレー    バッドウォーター デスバレー     ダンテス・ビュー デスバレー    塩の平原



USA ide RF-020

 デスバレー   塩の平原


U-RF7-01より17まで中型カメラで撮った写真。photo  by  Machiko & 井出のりお

U-RF7-01 U-RF7-02 U-RF7-03
デスバレー 海抜0メーター表示板 デスバレー 海抜0メーター表示板 デスバレー 砂丘の植物

U-RF7-04 U-RF7-05 U-RF7-06
デスバレー 砂丘の植物 デスバレー 砂丘の植物 デスバレー カラフルな山

U-RF7-07 U-RF7-08 U-RF7-09
デスバレー カラフルな山 デスバレー カラフルな山 デスバレー バッドウォーター

U-RF7-10 U-RF7-11 U-RF7-12
デスバレー バッドウォーター デスバレー アーチスト・ドライブ道とカラフルな山並 デスバレー 悪魔のゴルフコース

U-RF7-13 U-RF7-14 U-RF7-15
デスバレー ハーモニー精錬所跡 デスバレー ハーモニー精錬所跡 デスバレー ハーモニー精錬所跡


U-RF7-16 U-RF7-17
デスバレー ハーモニー精錬所跡 デスバレー 水の補給タンク(全く真水の無い場所のため)